鉛廃棄の問題を解決
世界市場の55%は鉛バッテリー
現代におけるバッテリー技術の花形はリチウムイオンバッテリーや全個体電池です。しかし、実は世界で最も利用されているバッテリーは鉛バッテリーであり、世界市場の55%を占めています。そして、毎年市場規模は拡大しており、年率5%を越える勢いで今後も成長していくことが予想されています。
鉛バッテリーの光と闇
安価で製造が容易な鉛バッテリーは、世界中の人々が購入できるため、生活の隅々まで浸透しています。それによって、快適な電力利用が実現し、人々の生活水準を向上させています。また、効率的な蓄電ができるため、ゼロカーボンに向けてますます利用が推奨されています。
一方、その陰には大きな問題が生じています。
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大量の廃棄物
鉛バッテリーは短期間で使用不可になります。そして、安価であるが故に不法投棄や危険な処理がなされてしまいます。世界の55%のバッテリーが短期間に廃棄され、膨大な有毒廃棄物となっているのです。
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環境汚染と健康被害
鉛バッテリーが健康被害も、環境汚染も引き起こすことなく処理されるには、様々な都市整備を必要とし、大きなコストを伴います。しかし、どれだけの国がその設備を確保・維持できるでしょうか。表面上は安全に処理がなされ、リサイクルが進められていることになっています。しかし、その実体は我々の想像を越える被害を引き起こしています。
以下の図は世界に広がる鉛汚染を表した地図と、主に発展途上国でみられる鉛廃棄物処理の姿を表しています。その被害は既に深刻なレベルに到達しており、UNICEFによると全世界の子供達の3分の1(8億人)が既に鉛中毒に陥っていると警鐘を鳴らしています。鉛汚染と中毒被害は特に弱い人々へ集まります。鉛による健康被害を知らされない弱者たちが再生処理を行っており、今まさに被害が拡大し続けているのです。確かに鉛バッテリーは安価であるため大量消費、大量廃棄してしまった方が経済的ですし、手間もかかりません。しかし、その行動が何も知らされていない8億人の子供達を鉛中毒へと陥らせてしまっていることを無視してはなりません。今、私たちに求められているのは「鉛バッテリーを大量消費し、大量廃棄すること」ではなく、「鉛バッテリーをより大切に、より長く使うこと」ではないでしょうか。その解決策の一つとして、COREDZは大きな可能性を秘めているのです。


COREDZは鉛廃棄の
問題を解決します
鉛廃棄の問題は、100年前に鉛バッテリーが開発されて以降、世界に広がり続けてきました。問題は遥か昔から認知されてきましたが、それでも被害は広がり続けています。この世界の現実として、善意をベースとした理想論だけでは解決しないためです。しかし、COREDZは次のような明確なメリットを提供することができるので、鉛廃棄問題の解決の手段となります。
コストが下がる
今より高くなるのでは、利用する人が限られます。利用することによってコストが下がることが必要で、しかも僅かなコスト削減ではなく、はっきりと認識できるだけの大きなコスト削減が求められます。
作業が短く安全
鉛バッテリーが改善するとしても、その作業に数時間~数日を要したり、危険が伴うのでは利用はされません。手軽に短時間で、しかも安全でなければ世の中には広まりません。
機能の向上
魅力がコストを下げるだけでは、そのビジネスは「安売りビジネス」になるため、今度はビジネスが大きくなりません。鉛バッテリーの機能向上が伴わなければ、高収益ビジネスにならず、広がりません。
既存の仕組みをそのまま利用できる
特別な設備投資、特別な規制を必要とするのでは、利用が難しくなります。
今ある仕組みをそのまま活かせるような、そのような手段でなければなりません。