ルノー日産の横浜工場様は、工場の生産性向上に向けて日々新しいチャレンジをなされています。カーボンナノチューブによる鉛バッテリーの寿命延長、回復をご紹介しましたところ、他社に先駆けいち早くテスト導入をなされました。
2018年11月に、ルノー日産横浜工場の電動フォークリフトへカーボンナノチューブを利用したところ、素晴らしいバッテリーの回復、そして寿命延長が確認されました。その効果はルノー日産のカイゼンチームが注目し、Kaizenレポートとしてまとめられ、「工場の優れたカイゼン事例」として紹介されました。
工場の電動フォークリフトは24時間体制で利用されているため、特にバッテリーの劣化が早く、2年も経過するとバッテリー劣化による稼働時間の短縮が顕著となります。しかし、電動フォークリフトのバッテリーは高額なため、容易に交換することはできません。その為、稼働時間の短くなった電動フォークリフトを何度も充電しながら利用することが慣行となっており、現場スタッフは動きの鈍くなった電動フォークリフトに悩まされることが常でした。
ところが、カーボンナノチューブを利用したところ、見事に劣化バッテリーが回復し、電動フォークリフトは元のキビキビとした動作を取り戻しただけでなく、さらに3年間のバッテリー寿命の延長が実現したのです。ルノー日産工場のカイゼンチームの分析では、6年間使用し廃棄予定の劣化バッテリーが9年使用可能となり、さらに新品時にカーボンナノチューブを利用した場合は12年間の利用が可能となると報告なされました。
なお、カーボンナノチューブによるフォークリフトのバッテリーリフレッシュは既に10年以上の実績があり、様々な大手企業の工場でも利用され、お客様に大変喜ばれています。